吉事よきこと)” の例文
これこそは吉事よきこと凶事まがごとのいつぐべき世の中の道なるをもつて、さやうには推し量り知られることでござる。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
遣ふ時はたちまち足が付諸司代より直に吟味と成んにより此金を資本として何ぞ吉事よきことに有付工夫をなし給へと異見しけれども佐々木は一向聞入ず湯水の如くに遣ひける故果たして松平丹波守殿此事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)