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合切
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がっさい
ふりがな文庫
“
合切
(
がっさい
)” の例文
旧来の
陋習
(
ろうしゅう
)
を破ったらどうだというんだ。一切
合切
(
がっさい
)
を前例に守っていたら、人間はいまだに、人間の肉を食って、生活しなければならないんだ。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
私は一切
合切
(
がっさい
)
ぶちまけちまう。そうなれば無論私も罪におちるが、あなたは身の破滅だ。生きちゃいられない。だからさ、私のいうことを承知する外はないのだ。
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
なんによらず一切
合切
(
がっさい
)
もらうことにしておいて、いっこう
差閊
(
さしつか
)
えない。
浴槽の花嫁
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
で、おもてでは、一切
合切
(
がっさい
)
がギリギリ一杯であった。食卓は、用事が済むと、室のまん中に立っている柱に添うて上につり上げられるにしても、やはり一杯一杯であった。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
“合切”の意味
《名詞》
合 切(がっさい)
何もかも。残らず。全部。
(出典:Wiktionary)
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“合切”で始まる語句
合切袋
合切嚢