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双肌脱
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もろはだぬ
ふりがな文庫
“
双肌脱
(
もろはだぬ
)” の例文
まず、最初に現わしまするは、西側の
煉瓦塀
(
れんがべい
)
の横で、
双肌脱
(
もろはだぬ
)
ぎになって、セッセと働いている白髪の老人で御座います。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
日頃気取ってばかりいる中年増のお袖も、訳のわからぬ事を歌い続けながら、あられもない
双肌脱
(
もろはだぬ
)
ぎになって、尻尾に火の付いた獣のように、船の中を飛び廻ります。
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
万平は鏡台の前に座って勇ましく
双肌脱
(
もろはだぬ
)
ぎになった。鏡台の
曳出
(
ひきだし
)
を皆開け放して、
固練
(
かたねり
)
の
白粉
(
おしろい
)
で胸から上を真白に塗りこくり、首筋の処を特に真白く、青光りする程塗上げた。
芝居狂冒険
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
双
常用漢字
中学
部首:⼜
4画
肌
常用漢字
中学
部首:⾁
6画
脱
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
“双肌”で始まる語句
双肌