厭倦えんけん)” の例文
その上余りしきりに往来した挙句に、必然起る厭倦えんけんの情も交って来る。そこで毎日来た君が一日隔てて来るようになる。二日を隔てて来るようになる。
二人の友 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
襄陽では、温は刺史しし徐商じょしょうもとで小吏になって、やや久しく勤めていたが、つい厭倦えんけんを生じてめたのである。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)