“卸戸”の読み方と例文
読み方割合
おろしど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで影絵が消えて仕舞ふと、彼は勝利を感じて箸をしまつた。南禅寺の本堂で、卸戸おろしどをおろす音がとどろいた。その間にほうきで掃くやうな木枯こがらしの音が北や西に聞えた。
上田秋成の晩年 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)