“印判屋”の読み方と例文
読み方割合
はんこや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
印判屋はんこやの次が鼈甲べっこうや、その次がけいあんと呼ぶ雇人口入業、油やに銅壺どうこや——少年の下町句調で唇から滑らかに出るこれ等の特色ある職業の名を聞くと
美少年 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
それも日の暮れる頃には次第に数が減って、印判屋はんこやの物干にかかっている小児こどものあかい着物二枚だけが、正月のゆうぐれに落ち残った凧のように両袖を寒そうに拡げていた。
半七捕物帳:06 半鐘の怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
印判屋はんこやの干物に悪戯をした覚えもねえか」
半七捕物帳:06 半鐘の怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)