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千破矢
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ちはや
ふりがな文庫
“
千破矢
(
ちはや
)” の例文
一国の
門閥
(
もんばつ
)
、先代があまねく徳を
布
(
し
)
いた上に、経済の道
宜
(
よろ
)
しきを得たので、今も内福の聞えの高い、子爵
千破矢
(
ちはや
)
家の当主、すなわち若君
滝太郎
(
たきたろう
)
である。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そのつもりで、——
千破矢
(
ちはや
)
の
雨滴
(
あまだれ
)
という用意は無い——水の手の
燗徳利
(
かんどくり
)
も宵からは傾けず。追加の雪の題が、一つ増しただけ互選のおくれた初夜過ぎに、はじめて約束の酒となった。
第二菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
千
常用漢字
小1
部首:⼗
3画
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
矢
常用漢字
小2
部首:⽮
5画
“千破”で始まる語句
千破剣
千破屋