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千世
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ちせ
ふりがな文庫
“
千世
(
ちせ
)” の例文
早朝五時ちょっと過ぎたじぶん、
千世
(
ちせ
)
が居間で鏡に向っていると、家士の岩間勇作が来て「来客です」と告げた。もちろん戸外は明るくなっているが、まだ客の来る時刻ではなかった。
四日のあやめ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
見よう見まねで、静子の二人の妹——十三の春子に十一の芳子、まだ
七歳
(
ななつ
)
にしかならぬ三男の雄三といふのまで、祖父母や昌作、その姉で年中
病床
(
とこ
)
についてゐるお
千世
(
ちせ
)
などを軽蔑する。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「両三度——
千世
(
ちせ
)
ちゃんだっけ。」
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
千世
(
ちせ
)
、おあがり」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
「お
千世
(
ちせ
)
さん。」
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
千
常用漢字
小1
部首:⼗
3画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
“千世”で始まる語句
千世子