“化仏”の読み方と例文
読み方割合
けぶつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身長八十万億那由他なゆた由旬ゆじゅん、……その円光の中に五百の化仏けぶつあり、一々の化仏に五百の化菩薩あり、無量の諸天を侍者とす、……また八万四千種の光明を
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
説教台ブルビットのうへのささやかな典籍。これは弥撒書みさしよといふよりも、翻波ほんぱ式の平脱鏡へりだつきよう。僧侶といふよりも、げてものの化仏けぶつ。とんちんかんに並んだゐねむりせんとでも。——
希臘十字 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
思うても御覧ごろうじ、どうして、この始末のわるい人間が生身のまま化仏けぶつできよう。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)