匈土きょうど)” の例文
李陵りりょうは、かつて先代単于ぜんうの首をねらいながら、その目的を果たすとも、自分がそれをもって匈土きょうどの地を脱走しえなければ、せっかくの行為がむなしく、漢にまで聞こえないであろうことを恐れて
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)