勝入斎しょうにゅうさい)” の例文
「徳川随一の剛の者、勝入斎しょうにゅうさい輝政どののお住居に、明りの入らぬ間が一つでもあることは、威信にかかわると思われぬか」
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
荒木村重あらきむらしげや池田勝入斎しょうにゅうさいや、あの『信長記しんちょうき』にある戦争の記事をおもえばそういうせんごくの武将どもが活躍したのは、その、いたみ、あくたがわ
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
第二陣は中川瀬兵衛、第三陣は池田勝入斎しょうにゅうさいだ。
山崎合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
小男——豪胆——槍踊やりおどり——の三特色をもって、若い時から名物男視されていた池田信輝のぶてる入道勝入斎しょうにゅうさいも、はやよい年配になった。秀吉と同年の四十九歳。五十の坂まで、もう九ヵ月しかない。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
慶長六年 池田勝入斎しょうにゅうさい輝政てるまさ 家中かちゅう
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)