勘定方かんじょうがた)” の例文
と、いったなら、その上、誰が、うそれ以上の奥をいわせようとしても、いうものではなかった。越前守は、一人の勘定方かんじょうがたを撰択する時に
大岡越前の独立 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
役目が勘定方かんじょうがただったことは慥かだ、或るときその役所で五十両という現金がなくなった、どうしたのかわからない、役部屋の者に嫌疑がかかり、厳重な吟味が行われたが
饒舌りすぎる (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
本田のお祖父さんは、昔、お城の勘定方かんじょうがたに勤めていただけあって、算盤そろばんが大得意である。
次郎物語:01 第一部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)