刺戟剤しげきざい)” の例文
稍々やゝ役立つには役立つたが、此の無恋の、此の落寞たる心もちをいやすには、もう役立ちさうもなく見えて、何か変つた刺戟剤しげきざいを、是非必要としてゐたんだ。
良友悪友 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)