“出奔（しつほん）” の例文

岩居（がんきよ）に語（かたり）て曰（いはく）、今をさる事五十余年前（ぜん）天明の初（しよ）年大阪にて家僕（かぼく）四五人もつかふほどの次男年（とし）廿七八ばかり利助といふもの、その身よりとしの二ツもうへの哥妓（げいしや）をつれて出奔（しつほん）し

北越雪譜：06 北越雪譜二編 (新字旧仮名) ／ 鈴木牧之、山東京山(著)

岩居（がんきよ）に語（かたり）て曰（いはく）、今をさる事五十余年前（ぜん）天明の初（しよ）年大阪にて家僕（かぼく）四五人もつかふほどの次男年（とし）廿七八ばかり利助といふもの、その身よりとしの二ツもうへの哥妓（げいしや）をつれて出奔（しつほん）し

北越雪譜：03 北越雪譜初編 (新字旧仮名) ／ 鈴木牧之、山東京山(著)

“出奔”の意味

《名詞》
出奔 （しゅっぽん）

逃げ出して行方をくらますこと。

江戸時代において、かち|label=徒士|w=徒士以上の位にある武士が脱藩すること。
《動詞》

逃げ出して行方をくらます。
(出典:Wiktionary)

“出奔（欠落）”の解説

欠落（かけおち・闕落）とは、戦乱・重税・犯罪などを理由に領民が無断で住所から姿を消して行方不明の状態になること。江戸時代には走り（はしり）などとも称された。武士の場合には出奔（しゅっぽん）・立退（たちのき）などと呼んで区別したが、内容的には全く同一である。
(出典:Wikipedia)

出	常用漢字 小１ 部首:⼐ 5画
奔	常用漢字 中学 部首:⼤ 8画