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冒頭
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はな
ふりがな文庫
“
冒頭
(
はな
)” の例文
笹屋宗太郎の話は、
冒頭
(
はな
)
からこの調子でした。涙を誘ふやうな、
煽情的
(
せんじようてき
)
なものではないまでも、世にも陰慘な、不愉快なものだつたのです。
銭形平次捕物控:046 双生児の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
唐突ながら——と
冒頭
(
はな
)
に自分でもことわってるとおり、いかにも唐突。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「馬鹿野郎、俺はあの邊に顏を知られ過ぎて居るし、
冒頭
(
はな
)
つから人騷がせをしたくないからお前を頼んでゐるんぢやないか」
銭形平次捕物控:197 罠に落ちた女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
事件は斯うして
冒頭
(
はな
)
から迷宮に入りました。が、それから二日目、八五郎は思ひも寄らぬ大きな手掛りを掴んで來ました。
銭形平次捕物控:198 狼の牙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「柄で人を殺すかよ、お前はどうも可愛らしい娘といふと、
冒頭
(
はな
)
つから惚れてかゝるから始末が惡い」
銭形平次捕物控:285 隠れん坊
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「
冒頭
(
はな
)
から、話さう。——第一番に、入口の輪飾りが引つくり返つて、裏の方を見せて居たらう」
銭形平次捕物控:071 平次屠蘇機嫌
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
冒頭
(
はな
)
から、話そう。——第一番に、入口の輪飾りが引っくり返って、裏の方を見せていたろう」
銭形平次捕物控:071 平次屠蘇機嫌
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お前も
冒頭
(
はな
)
つから疑つて居たやうだが、伊八は矢張り殺されたのさ。——下で締め殺したか、それとも、恐ろしい力で、いきなり梁に吊つたか、兎も角も人手に掛つて死んだのだ」
銭形平次捕物控:303 娘の守袋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「なんだ、つまらねえ。それならそれと、
冒頭
(
はな
)
つから言へば宜いのに」
銭形平次捕物控:151 お銀お玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
話の枕の物々しさに皆んなはもう、
冒頭
(
はな
)
から固唾を呑んで居ります。
銭形平次捕物控:278 苫三七の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「馬鹿ッ、何だって
冒頭
(
はな
)
っからそう言わないんだ」
銭形平次捕物控:020 朱塗の筐
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「馬鹿ツ、何だつて
冒頭
(
はな
)
つからさう言はないんだ」
銭形平次捕物控:020 朱塗りの筐
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次は
冒頭
(
はな
)
っからこんな調子です。
銭形平次捕物控:116 女の足跡
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次は
冒頭
(
はな
)
つからこんな調子です。
銭形平次捕物控:116 女の足跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“冒頭”の意味
《名詞》
冒 頭(ぼうとう)
その文や話の始まりの出出し。
物事の始め。のっけ。単独で副詞的、他の語句と合わせて副詞句的にも用いられる。
(出典:Wiktionary)
冒
常用漢字
中学
部首:⼌
9画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“冒”で始まる語句
冒
冒涜
冒険
冒涜的
冒險
冒険者
冒頓
冒險者
冒険譚
冒進