円顱ゑんろ)” の例文
旧字:圓顱
三個の青年、草庵に渋茶をせんじて炉を囲む、一人は円顱ゑんろに道服を着たり、一人は黒紋付の上に袈裟けさを掛けたり、三人対座して清談久し。やがて其歌ふを聞けば曰く
凡神的唯心的傾向に就て (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
御墓の前に平伏ひれふして円顱ゑんろを地に埋め、声も得立てずむせび入りぬ。
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)