“其夜(それ)” の例文
其夜(それ)からといふものは真実(ほんと)、真実でござりまする上人様、晴れて居る空を見ても燈光(あかり)の達(とゞ)かぬ室(へや)の隅の暗いところを見ても、白木造りの五重の塔がぬつと突立つて私を見下して居りまするは
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
其夜(それ)からというものは真実(ほんと)、真実でござりまする上人様、晴れて居る空を見ても燈光(あかり)の達(とど)かぬ室(へや)の隅(すみ)の暗いところを見ても、白木造りの五重の塔がぬっと突っ立って私を見下しておりまするわ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)