共箱ともばこ)” の例文
早速持主に返そうと云うことになり、共箱ともばこの蓋によって貴下あなたの名を手がかりに、人に聞きあわしてお届けにあがりましたと云って、名も告げないで、消えるように往ってしまったよ
千匹猿の鍔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)