“入渠船”の読み方と例文
読み方割合
にゅうきょせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
喬介は涼しい顔をして一号船渠ドックの方へ飛んでくと、間もなく、今入渠船にゅうきょせん据付すえつけ作業を終ったばかりの潜水夫もぐりを一人連れて来た。
カンカン虫殺人事件 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
原田喜三郎と山田源之助は、二人ともK造船所直属のカンカンムシで、入渠船にゅうきょせんの修繕や、船底ボタムのカキオコシ、塗り換えなどをして食って行く労働者である。
カンカン虫殺人事件 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
技師は喬介との会話が終ると、一号船渠ドック入渠船にゅうきょせんがあるからと言って、向うの船渠ドックの方へ出掛けて行った。そこで私も喬介に誘われて、面白半分に技師の後に従った。
カンカン虫殺人事件 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)