兄公殿アニキドノ)” の例文
兄公殿アニキドノがあゝして、此先何年、難波にゐても、太宰府に居ると言ふが表面オモテだから、氏の祭りは、枚岡・春日と、二處に二度づゝ、其外、マハり年には
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
兄公殿アニキドノがあゝして、此先何年、難波にゐても、太宰府に居ると言ふが表面オモテだから、氏の祭りは、枚岡・春日と、二處に二度づゝ、其外、マハり年には
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
兄公殿アニキドノがあゝして、此先何年、難波にゐても、太宰府に居ると言ふが表面オモテだから、氏の祭りは、枚岡・春日と、二処に二度づゝ、其外、マハり年には
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
どだい兄公殿アニキドノが、少し佛りが過ぎるでなう——。自然ウチうらまで、そんな氣風がしみこむやうになつたかも知れぬぞ——。時に、お身のみ館の郎女イラツメも、そんな育てはしてあるまいな。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
どだい兄公殿アニキドノが、少し佛りが過ぎるでなう——。自然ウチうらまで、そんな氣風がしみこむやうになつたかも知れぬぞ——。時に、お身のみ館の郎女イラツメも、そんな育てはしてあるまいな。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
どだい兄公殿アニキドノが、少し仏りが過ぎるでなう——。自然ウチうらまで、そんな気風がしみこむやうになつたかも知れぬぞ——。時に、お身のみ館の郎女イラツメも、そんな育てはしてあるまいな。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
兄公殿アニキドノは氏上に、身は氏助ウヂノスケと言ふ訣なのぢやが、肝腎齋き姫で、枚岡に居させられる叔母御は、もうよい年ぢや。去年春日祭りに、女使ひで上られた姿を見て、カンさびたものよ、と思うたぞ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
兄公殿アニキドノは氏上に、身は氏助ウヂノスケと言ふ訣なのぢやが、肝腎齋き姫で、枚岡に居させられる叔母御は、もうよい年ぢや。去年春日祭りに、女使ひで上られた姿を見て、カンさびたものよ、と思うたぞ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
兄公殿アニキドノは氏上に、身は氏助ウヂノスケと言ふ訣なのぢやが、肝腎斎き姫で、枚岡に居させられる叔母御ヲバゴは、もうよい年ぢや。去年春日祭りに、女使ひで上られた姿を見て、カンさびたものよ、と思うたぞ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)