儼偉げんい)” の例文
眼前脚下は一大傾斜をなして下っていて、其の先に巍然ぎぜんとして雄峙している穂高は、其の壮烈儼偉げんいな山相をムンズとばかりに示していた。ただもう巍峩ぎがという言葉よりほかに形容すべき言葉はない。
穂高岳 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)