假粧舞フエスチノ)” の例文
さきの夕「アルジエンチナ」座にて興行したる可笑をかし假粧舞フエスチノの事、詩女ムウザの導者たるアポルロン、古代の力士、圓鐵板ヂスコス投ぐる男の像等にせたる假面の事など、次をひて談柄となりぬ。
われは殘れる謝肉祭の時間を面白く過さんとて、假粧舞フエスチノにはに入りぬ。堂の内には處狹ところせまきまで燈燭を懸け列ねたり。假粧けはひせる土地ところの人、素顏のまゝなる外國人と打ちまじりて、高き低き棧敷を占めたり。