“俵蓋”の読み方と例文
読み方割合
さんだはら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と音作は俵蓋さんだはらおほひ冠せ乍ら言つた。地主は答へなかつた。目を細くして無言で考へて居るは、胸の中に十露盤そろばんを置いて見るらしい。何時いつの間にか音作の弟が大きなはかりを持つて来た。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)