“俳莚”の読み方と例文
読み方割合
はいえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは弓町に住む浪人者で、同じ道に親しむ、青年武士——ツイ先刻まで、同じ俳莚はいえんに膝を交えて、題詠を競った仲ではありませんか。
「俳諧のお招きなれば、他にふさわしい風流者がござろう。気まぐれに、当地の俳莚はいえんへ、誘われたことはあるものの、生来、雅事を解さぬ野人でござれば」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)