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侫奸
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ねいかん
ふりがな文庫
“
侫奸
(
ねいかん
)” の例文
侫奸
(
ねいかん
)
の徒には侫奸の徒らしい、侫奸の策略があるものである。こう云って来て不破小四郎は、得意そうに、一座を身廻した。
血ぬられた懐刀
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
用に立つ人物は、十人の内六人
譽
(
ほ
)
め四人
誹
(
そし
)
るものである。十人が十人譽めるものは
侫奸
(
ねいかん
)
である。
猶
(
なほ
)
一つ心得て置くべきは權道である。これを見切と云ふ。
栗山大膳
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
というのが、出来事のすぐあとで、重臣の評議があったとき、伊達兵部がまっさきに発言して、「かれら四人は
侫奸
(
ねいかん
)
な人間であった、金兵衛らはよくやった」
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
新見は植木がこんな処に親切気のあるのを見ていつも喜んで居るのであるが、
侫奸
(
ねいかん
)
と見える植木でもさすがに哀れな病人を見ると、同情と侠気が起るらしいのである。
死線を越えて:02 太陽を射るもの
(新字旧仮名)
/
賀川豊彦
(著)
侫
部首:⼥
8画
奸
漢検1級
部首:⼥
6画
“侫”で始まる語句
侫人
侫弁
侫
侫仏
侫吏
侫官
侫臣