“佐奈田”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さなだ66.7%
さなだの33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仁田にったの住人四郎忠常、南条の小次郎、天野遠景とおかげ佐奈田さなだの余一といったような近郷の若人輩わこうどばらであった。およそ十四、五名もいるだろうか、芒よりも低く、車座になって、声をひそめ合っているのだった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
馬上の先頭の人は、武田家の荷駄がしら佐奈田さなだ源太左衛門だった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そういう中で、佐奈田さなだの余一義忠とか、武藤一郎とか、頼朝に取っても、世の中にとっても、惜しい若者が幾人となく討死して行った。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)