佐奈田さなだ)” の例文
仁田にったの住人四郎忠常、南条の小次郎、天野遠景とおかげ佐奈田さなだの余一といったような近郷の若人輩わこうどばらであった。およそ十四、五名もいるだろうか、芒よりも低く、車座になって、声をひそめ合っているのだった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
馬上の先頭の人は、武田家の荷駄がしら佐奈田さなだ源太左衛門だった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)