伴蒿蹊ばんこうけい)” の例文
『質屋庫』より数年前に成った伴蒿蹊ばんこうけいの『閑田次筆かんでんじひつ』二やそれより七十年前出来た寒川辰清さむかわたつきよの『近江輿地誌略』十一に引いた通り
これはわたしの友達の小沢蘆庵おざわろあんから聴いた話ですが、蘆庵の友達に伴蒿蹊ばんこうけいというのがあります。
魚妖 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その青年時代には尾張熱田の社司粟田知周あわたともちかについて歌道を修め、京都に上って冷泉れいぜい殿の歌会に列したこともあり、その後しばらく伴蒿蹊ばんこうけいに師事したこともあるという閲歴を持つ人である。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)