伝染病でんせんびょう)” の例文
十年にひとりぐらいは、村で、わるい伝染病でんせんびょうにかかるものがありました。村の人たちは、ヘンデル先生の教えてくれた薬草やくそうを、さっそくせんじて、病人にのませました。
丘の銅像 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
ぜったいに防ぎようのない、伝染病でんせんびょうのばいきんだとか、なんの臭いもしない猛烈な毒ガスだとか、いまの人間の力ではまだ完成されていない、すごい威力を持った原子爆弾だとか。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
もしも、ヘンデルという、えらいお医者いしゃさんが、一生けんめいにはたらいてくれなかったら、村の人たちは伝染病でんせんびょうのために、ひとりのこらず、死んでしまったかも知れません。
丘の銅像 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
防ぎようのない伝染病でんせんびょう細菌さいきんや、どんな防毒装置でも透過とうかする毒ガスや、そのほかいろいろの最新兵器も、みな死滅し分解され破壊されて、人類を滅亡めつぼうさせる役に立つこともなかったのだ。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そこで、ヘンデル先生の銅像どうぞうをたてることにきめましたが、なにしろ、伝染病でんせんびょうという大さいなんのあとだから、村はびんぼうになってしまって、だれもお金を出すものがありません。
丘の銅像 (新字新仮名) / 新美南吉(著)