伏見掾ふしみのじょう)” の例文
翁の名は、伏見掾ふしみのじょうといい、山城やましろの生れだが、この地方へ下り工匠たくみとして移住してからは、単に野霜の翁とか、野霜の具足師ぐそくしとよばれている。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
野霜の翁——具足師の伏見掾ふしみのじょうは、夜業よなべをしていた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)