“伏見屋”の読み方と例文
読み方割合
ふしみや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金兵衛きんべえは待ち兼ね顔に、無事で帰って来たこの吉左衛門を自分の家の店座敷みせざしきに迎えた。金兵衛の家は伏見屋ふしみやと言って、造り酒屋をしている。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
もとは飯田町の伏見屋ふしみや伝七の身内で、勘次や六助と同じ釜の飯を食った臆病馬吉という男が、伏見屋が没落した後、勘次や六助が溝口屋の身内になって、相変らず威勢の良い暮しをしているのに