伊達扇だておうぎ)” の例文
今外出先から帰って来たところと見えて、今日もまた象牙骨の伊達扇だておうぎを持って、純西班牙エスパニア風に装いを凝らしていたが、その楚々たる風姿のなんとまた妻の身体に似つかわしいことであったろうか。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)