“伊保木”の読み方と例文
読み方割合
いほき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「五丁目の尺八の師匠竹童ちくどう、四番目は御家人伊保木いほき金十郎樣の伜で、まだ部屋住みの金太郎、——名前は強さうだが、女に惚れて病氣になるくらゐだから、人間は大なまくら」
御家人の伊保木いほき金十郎樣の伜金太郎、こいつは名前が馬鹿に強さうな癖に、本人は青瓢箪べうたんの大腰拔けの、柔弱野郎で——この柔弱野郎——てえのは、あつしの學で考へた名前ぢやありませんよ