“仏頂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶっちょう66.7%
ぶつちやう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどその仏頂ぶっちょう顔は、心からのものとは見えない。むしろその中には非常な愛嬌すらふくんでいた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
新賀はそれまで默りこんで仏頂ぶっちょうづらをしていたが、急に
次郎物語:03 第三部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
僕はなほ更仏頂ぶつちやうづらをしてゐた。が、僕等はしばらくすると、同時ににやにや笑ひ出した。久米はいはゆる微苦笑びくせうをうかべ、僕は手がるに苦笑したのである。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)