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人車
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じんしゃ
ふりがな文庫
“
人車
(
じんしゃ
)” の例文
人には遠く離れた広間の真中に、しんとして寝ているような心持である。表の通りでは砂利をかんで勢いよく駈ける
人車
(
じんしゃ
)
の
矢声
(
やごえ
)
も聞える。
枯菊の影
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
わたくしは
人車
(
じんしゃ
)
鉄道に乗って小田原へ着きましたのは、午前十一時ごろでしたろう。
停車場の少女
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
わたくしは
人車
(
じんしゃ
)
鉄道に乗つて小田原へ着きましたのは、午前十一時頃でしたらう。好い
塩梅
(
あんばい
)
に途中から雲切れがして来まして、
細
(
こまか
)
い雨の降つてゐる空の上から薄い日のひかりが時々に
洩
(
も
)
れて来ました。
停車場の少女:――「近代異妖編」
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
車
常用漢字
小1
部首:⾞
7画
“人車”で始まる語句
人車鐵道
人車捲
人車記