亦斎えきさい)” の例文
又斎の子が亦斎えきさいで、家業を嫌ひ、篆刻を学び、後には所謂戯作者の群に投じ、雑書を著して自ら紫軒道人しけんだうじんと署した。此紫軒の著す所に「茶番頓智論」二巻があつて刊行せられた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)