“亜砒酸”の読み方と例文
読み方割合
あひさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、翌朝「売薬処方便覧」でポリモス錠の処方を調べ、その丸薬には強壮素として亜砒酸あひさんの極微量が含まれていることを知った。
黒い手帳 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そう考えて居るうち、以前、ある薬局の二階に下宿して居たときに手に入れた亜砒酸あひさんを思い出した。
死の接吻 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
そこでこれはたまらないと悄気しょげているところへ、僕が悪党らしく流産手術を持ちだしたものだからすっかり安心して、真一君を亜砒酸あひさんで殺したことを自白に及んだというわけさ。
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)