“亙廊下”の読み方と例文
読み方割合
わたりらうか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼れの吐き出した青い煙は、中庭の空氣の中をゆるく動いて行つて、吹きぬけの亙廊下わたりらうかの所まで來ると、急にあわてたやうに搖れ動いて殘りなく消え失せた。凡てのものはしん/\と暑さに蒸れた。
実験室 (旧字旧仮名) / 有島武郎(著)