井筒形いづつがた)” の例文
往来傍おうらいばたにはまた岸に臨んで、はてしなく組違くみちがえた材木が並べてあるが、二十三十ずつ、四ツ目なりに、井筒形いづつがたに、規律正しく、一定した距離を置いて、何処どこまでも続いて居る、四ツ目の間を、井筒の彼方かなた
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)