“五輪書”の読み方と例文
読み方割合
ごりんのしょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寛永二十年の晩秋、彼が、岩殿山の一洞にこもって書いた「五輪書ごりんのしょ」は、武蔵としても、畢生ひっせいおもいをうちこんで筆を執ったものにちがいない。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なお有名な、彼の「五輪書ごりんのしょ」は、翌々年の寛永二十年、熊本郊外の岩殿山の洞窟にこもって、精進潔斎しょうじんけっさいして、書いたもので、彼の死す、前々年の著述である。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)