五布蒲團いつのぶとん)” の例文
新字:五布蒲団
店の間一杯に縫ひかけの五布蒲團いつのぶとんを擴げて、一心に綿を入れてゐた茶店の若い女房にようばうは、二人の入つて來たのを見ると、雪のやうにひざあたりへ附いた綿屑わたくづを拂ひてながら
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)