五右衛門ごえもん)” の例文
五右衛門ごえもんはあれかこれかと考えた末に、ふといいことを思いつきました。ある大きな宿屋へ行って、すました顔で泊まり込みました。
泥坊 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
ちくしょうめッ、石川五右衛門ごえもんもとんだ二枚舌を使うじゃござんせんか。浜の真砂子まさごがどうとやらと、おつに大時代なせりふを
寝ていると、私の周囲にはかの石川五右衛門ごえもんが浜の真砂まさごと称した所のその真砂と共に、黒、白、鼠、半透明、紺、青、だんだら染等の潮にさらされたるなめらかにも美しき小石がざらに落ちていた。
五右衛門ごえもんはびっくりしました。なるほど考えてみると、身体だけが見えない術だから、着物や下駄は見えるわけです。しまったと思ってるうちに、石がたくさん飛んできました。
泥坊 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
石川五右衛門ごえもんの生まれ変わりがいねえともかぎらねえんだ。
ある所に、五右衛門ごえもんというなまけ者がいました。働くのがいやでいやでたまりません。
泥坊 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
石川五右衛門ごえもんだって知るめえからな