二河白道にがびゃくどう)” の例文
……動悸どうきに波を打たし、ぐたりと手をつきそうになった時は、二河白道にがびゃくどうのそれではないが——石段は幻に白く浮いた、まんじの馬の、片鐙かたあぶみをはずしてさかさまに落ちそうにさえ思われた。
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「そこで指導者の一遍上人が工夫したのが二河白道にがびゃくどうの距てだった」
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)