“二六”の読み方と例文
読み方割合
にろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからいくばくもなく紅葉が多年の牙城たる『読売』をてて『二六にろく』に移った時は、一葉落ちて天下の秋を知るで、硯友社の覇権はけんがそろそろ徐々もろもろ傾き出した。
私はもし社会が『万朝報よろずちょうほう』や『二六にろく新聞』によって矯正きょうせいされるならば、その矯正された社会は、矯正されざる社会よりも更に暗黒なものとなるのであろうという事を余りに心配している。
監獄署の裏 (新字新仮名) / 永井荷風(著)