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乾魚俵
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ほしかだわら
ふりがな文庫
“
乾魚俵
(
ほしかだわら
)” の例文
陽が
映
(
さ
)
した。白い海気に
滲
(
にじ
)
んだ
橙色
(
だいだいいろ
)
の旭光を船底から上に仰ぐと、後醍醐は、待ちきれぬもののように、
乾魚俵
(
ほしかだわら
)
の間からお身を起した。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
乾魚俵
(
ほしかだわら
)
に肱をついて、頬づえのまま、こんこんとしておいでになる。……そしてふと、忠顕がぬかずいた気配にその上半身を重そうに
擡
(
もた
)
げられた。一夜のうちにゲッソリ頬もこけたような龍顔である。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
乾
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
魚
常用漢字
小2
部首:⿂
11画
俵
常用漢字
小6
部首:⼈
10画
“乾魚”で始まる語句
乾魚
乾魚臭
乾魚船