乱杭石らんぐいせき)” の例文
水門のほうへゆるく弧をひろげた池のくまの、そこだけが夕陽で茜色に染まった乱杭石らんぐいせきのうえに、すすぼけた真鶴まなづるが一羽、しょんぼりと尾羽をばを垂れて立っている。冬木は
西林図 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)