“丸髷姿”の読み方と例文
読み方割合
まるまげすがた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その桃割姿を丸髷姿まるまげすがたにして、楽しく暮したその生活がどうしてこういう荒涼たる生活に変って、どうしてこういう新しい恋を感ずるようになったか。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
不意に隔てのふすまをあけて、スラリとそこへ立っているのは、今日は姥桜うばざくらに水の滴るような丸髷姿まるまげすがたのお絹でありました。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
お三輪ももううつくしい丸髷姿まるまげすがたのよく似合うような人だ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)