“中旬過”の読み方と例文
読み方割合
なかばすぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
野村良吉は平日いつもより少し早目に外交から帰つた。二月の中旬過なかばすぎの、珍らしく寒さの緩んだ日で、街々の雪がザクザク融けかかつて来たから、指先に穴のあいた足袋が気持悪く濡れて居た。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)