大将軍義貞のほかに、後醍醐の一ノ宮、中務尊良なかつかさたかなが親王が、上将に任ぜられ、この日ともに都を立つこととはなっていた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)