並木堤なみきどて)” の例文
藤三を初め、侍たちがわっと並木堤なみきどてを越えて行った。菜畑やら麦の耕地やら土民の小屋をめぐったやぶなどがその向うにあった。しばらくすると、物々しい声にかれて、頼朝は引っくくられて来た。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)